大腸ポリープ切除
当院の大腸ポリープ切除の特徴
当院では、大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を行う際にポリープを発見した場合、その場で切除まで行います。
これにより、改めてもう一度大腸カメラを受ける必要がなく、一度の検査で診断と治療を完了できるのが大きな特徴です。
コールドスネアポリペクトミーとは?
当院では、ポリープ切除に「コールドスネアポリペクトミー」という方法を採用しています。
特徴
- 電気を使わずに切除する方法で、体への負担が少ない
- 出血や穿孔(腸に穴があくこと)のリスクが低く、安全性が高い
- 小さなポリープ(おおむね10mm以下)に適しており、日帰りでの処置が可能
なぜコールドスネアなのか?
従来の電気を使う切除(ホットスネア)に比べ、コールドスネアは合併症が少なく、より安全に切除が可能な方法です。
当院では患者さんの安全を第一に、この方法を標準採用しています。
費用について(保険診療)
大腸カメラ検査とポリープ切除を同時に行った場合の自己負担額(保険適用時の目安)は以下の通りです。
保険負担割合 | 自己負担額の目安 | 含まれる内容 |
---|---|---|
3割負担の方 | 約 20,000円~30,000円 | 大腸カメラ検査+ポリープ切除+病理検査+薬剤料など |
1割負担の方 | 約 7,000円~10,000円 | 同上 |
※ポリープの個数・大きさ・使用する薬剤等により変動します。
任意保険をご利用の方へ
がん保険や医療保険などの任意保険に加入されている場合、契約内容に応じて給付対象となることがあります。給付申請のための診断書発行(有料)も承っておりますので、ご希望の方はスタッフまでお申し出ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. ポリープが見つかったら、必ず切除されますか?
A. 必ずしもすべてのポリープを切除するわけではありません。形や大きさ、部位などにより、切除の適応を判断いたします。必要に応じて、後日対応となることもあります。
Q2. ポリープを切除した後はすぐ帰れますか?
A. はい、基本的には当日ご帰宅いただけます。ただし、切除後は数日間の安静が必要です。激しい運動や飲酒は控えていただきます。
Q3. 切除後の出血や合併症が心配です。
A. コールドスネアは合併症の少ない安全な方法ですが、万一に備えて術後の注意点をご説明し、必要に応じてフォロー体制を整えています。
安心・安全に配慮した検査と治療を
大腸ポリープは放置すると、将来的に大腸がんへ進展することもあります。当院では「発見したらその場で切除」という迅速で確実な対応を行うことで、患者さんの健康を守るお手伝いをしています。
健診で便潜血陽性となった方や、大腸の不調が気になる方はお気軽にご相談ください。